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2007年9月24日 (月)

十勝岳温泉遼雲閣

ここも、北海道バイク一人ツーリングの途中に寄った。
富良野で一泊したした後、散々富良野を散策して歩いたために時間がなくなって大きな移動が出来なかった。それもあり、富良野のペンション”カミホロ荘”の旦那さんに教えてもらった十勝岳温泉に向かった。

本当にこの道でいいのか?と思えるような急な登りのワインディングロードをゆくと、パッと目の前が開けて、直ぐ其処に遼雲閣はあった。右手を見るとブルドーザ。

”何に使うんだろう?雪かきかな?”

(後で解った事だが、元々宿を立てるときと宿までの道の整備に買ったらしいが、今は冬場に滑って上がれなくなった車を牽引するために使っているらしい。ブルドーザで引っ張ってもらったら、やっぱりガクガク言いながら引っ張られるのかな?車が壊れそうだね。)

玄関を開けると目の前に大きな岩、上がり待ちに床から生えてきたようにデン!とある。奥の広間を見るとやはり大きな岩が畳から突き出している。
”一体何なんだこの宿は?”
予め電話してあったので、誰も居ないカウンターで遠慮なく大声で宿の人を呼んでみた。度々やる飛び込みで泊めてもらう時にはもうちょっと申し訳なさそうに呼ぶのだが、早く風呂に入りたかったので今回は遠慮なく呼ばせてもらった。

風呂は、内風呂と露天の混浴。露天風呂は、眼下が絶壁である。岩山の頂きに拵えたような岩風呂だった。かなり縦に長い風呂で最奥に陣取ると入り口の方は、メガネを外してしまった僕の視力では殆ど見えない。入った時には、地元の人を中心に5人ほど入っていた。
子供連れの男性が二人ビニール袋に何やら入れて入ってきた。中には缶ビールが山ほど。
”一緒に飲みませんか?”
と聞かれて、
”有り難う御座います。でも、貰っちゃって良いんですか?”
”沢山ありますから、どうぞ、どうぞ”
何とまあ、貰ってみたら500ml缶だった。彼らは常連らしく、入っている人たちみんなと楽しげに話しをしている。聞くと上富良野から仕事帰り上がって来たらしい。今日は富良野のヘソ祭りだからこの後出かけて行くと言う。
彼らは小一時間で1ダースの500ml缶を平らげて帰っていった。
”帰りは、車だよな?”

彼らが帰ると露天風呂は、もう誰も居ない。
十勝岳を見上げると、頂きを夕日が赤く照らしてちょっとばかり青さが増した空に聳えたっていた。正しく絶景。
この旅行では、カメラを持っていかなかった。想い出はこころの中に留めて置くのが一番美しい、なんて真剣に考えていた頃で、この風景は未だに脳裏に浮かぶが、この時ばかりはカメラを持ってこなかったのを悔いた。

暫らくすると入り口近くで誰か入ってきたようだが、遠くて良く見えなかった。それこそ男性か女性かすら解らなかった。
流石に2時間も入っていると湯当たりしそうなので出ることにした。その時には入り口近くの人も居なくなっていた。
更衣室から出ると、女性用の更衣室から若い女性が出て来た。その時は、酔っていた事もあって、何も考えなかった。

部屋に戻るとやたらに暑い。涼みがてら、ここまで登ってくる時にカブリ気味になってしまったプラグを換えにバイクのところに出た。(この時乗っていったのは、ヤマハの2サイクル250ccだったので...)隣にバイクが停まって居た。工具を出していると女性が現われ、怖い顔で僕の方を見ている。
”え?何か悪いことでもした?”
よく見ると先ほど、更衣室の前で見た女性のようである。彼女は終始つんけんしたままバイクに乗って降りていってしまった。
何だったんだろう?もしかして、先ほど露天風呂の入り口近くに入っていた人が彼女だったのだろうか?追っかけて来たとでも思われたか?
結局、理由は解らぬまま彼女の怖い顔だけ思い出に残っている。

この件が無ければ、十勝岳温泉は今まで入った露天風呂のトップだったろう。

夜、宿の主人がバスを出してくれて”富良野のへそ祭り”に行って来た。行き帰りのバスの中で宿の主人から聞いた所によると、宿の中の岩は、退かすには大きすぎ、削るのも大変だったのでそのままにしたとの事。
”いや、まあ、いいんだけどさ!でも、何で、地震でも来たら宿ごと全部谷に崩れてしまいそうな岩山に立てようと思ったんだよ?”
はっきり言って、何時地震で宿ごと谷底に落ちたと言うニュースを聞いても驚かないようなロケーションに建っていた。

まあ、宿から、宿の駐車場から、露天風呂から眺める十勝岳は、雄大、そのものではあるのだけれども...。

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