« 迷惑メール | トップページ | やっぱり指は駄目かなあ? »

2007年11月21日 (水)

未来に思いを馳せる

先日、朝日新聞の天声人語で、ロシアの世界初の人工衛星スプートニク後、半世紀経ったことに触れられていた。星新一が「あまりに宇宙開発が早くてSF作家は大変だ」と言う逸話も紹介していた。

近未来を描く過去のSF物で、そこに描かれている未来は既に来てしまったが、残念ながらSF作家の描く未来は概して当たったように見えない。これまでの歴史がそうであるように、社会は多様であり、人間はそれこそ生物の真骨頂とも言えるような雑多な考えを抱く。SF作家が描く世界は、ある一面だけを切り取っている。雑多な世界を全て網羅して書き切るような作家は居ないだろうし、書き切る意味も無かろう?だから、当たったように見えるわけはない。

実際に、予想より進んで居なかったり、とんでも無く進んでいたりする。
画期的な技術革新は、SF作家を困らせるだろう?また、仮に予想されるどんなに優れた技術でもそれが社会に受け入れられ、未来予想図を書き換えてしまうようなものになるとは限らない。さらに、それが画一的に受け入れられる訳もない。予想が外れたのを見るたびに、”世界は、残念ながらSF作家とは異なる選択をしたようだ”、と思える。

子供の頃、タイムカプセルなんて物を埋めた記憶は無いだろうか?その時、未来を予想して見た人は、実際どうだったであろうか?
小さい頃見たような気がする少年エスパーが腕時計相手に流星号に命令する時代は、形は違えど携帯電話がモバイル通信を適え、音声認識と声紋認識で声を掛ければドアを開け、行き先を告げるだけ(残念ながら、そのまま空を飛べるようなものではないが...)でOKな自動運転が可能な自動車が適えようとしている。当然運転を楽しみたい人がいる限り全てがそうはならないのだが、40年ほど前に予想された未来は、多少形を変えながらも現実のものとなりつつある。

今ある悲惨な現状も未来を予想することで、明るく楽しい未来に書き換えられるかもしれない。これまで、魅力的な未来を予想して社会を形作って来たのならば、予想は例えば「美しい日本」でも良い、出来るだけ具体的で詳細な未来を描けば、それに向かって進んでいける。

ここは一つ多様な知恵を出し合って、SF作家張りに未来を詳細に描いてみては如何だろうか?あまりに遠い未来を予想してしまうと自分で確かめる楽しみが無くなってしまうので、自分の残りの寿命を考えて置かなければならないけれども....

|

« 迷惑メール | トップページ | やっぱり指は駄目かなあ? »

発明品」カテゴリの記事

コメント

2001年を迎えたとき、SF少女の成れの果ては深い感慨を覚えました。
お好きなんですか?SF。
「21世紀の発明王」という小説は私が8歳で始めて触れたSF小説です。今でもよく覚えてますよ。真鍋さんがイラストを描いてましたっけ。

投稿: 如月 | 2007年11月22日 (木) 15時21分

如月さん
SFは好きと言うには、読みが足りないと思います。嫌いじゃない、程度でしょうか?
自分で発明品と言うカテゴリを作っていたくらいなので、引っかかったのですが、米原万里さんの「発明マニア」なんかを最近amazonで買って読んでいます。この記事もどちらかと言うとその部類かな?と自分では思っています。
真鍋 博さんのイラストには、筒井康隆さんの作品で見たように思います。未来の高層建築の集合体のイメージは、真鍋さんが始めて書いたのではないでしょうか?新宿副都心の地盤がしっかりしている地域に建つ高層ビル群は、遠くから見るとまさしく真鍋さんの描くイラストのような感じです。地盤工事が安く済むところには林立すると言うのを狙って描いていたかは解かりませんが...

投稿: フロの飼主 | 2007年11月22日 (木) 20時17分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 未来に思いを馳せる:

« 迷惑メール | トップページ | やっぱり指は駄目かなあ? »