« 読書感想文 | トップページ | Oxtarのブーツ »

2007年12月14日 (金)

ラジウム温泉、トロン温泉、ラドン温泉の効能の補足

放射線ホルミシスに付いての新しい知見
”何それ?”と思われるでしょうが、少量のお酒は体に良いと言われるように、少量の放射線は体に良いという考え方です。前回、この記事http://noraneko-furo.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_c27b.htmlを書いたときよりちょっとデータが増えたので補足を書く気になりました。

米国の原子力船修理造船工27,800人の調査では、年間約3mSVを10数年被爆し続けた造船工たちのがん死亡率は、被爆をしなかった造船工たちのがん死亡率より15%低い。

1995年以降、年間約5mSv程度を定年まで被爆し続けた放射線科医は、一般医に比較して、がん死亡率は29%低く、非がん死亡率は36%低い。

宇宙線によって年間約2~5mSv被爆する欧州の航空パイロット19,000人の調査では、一般の人たちよりがん死亡率が低い。さらに、累積線量が5~15mSvのグループより、25mSv以上のグループの方ががん死亡率が低い。

中国の高自然放射線地区(年間約5mSv以上)の住人の固形がんによる死亡率は、低自然放射線地区(年間約2.5mSv以下)の住人より低い。

何故こうなるのかは、正確には解っていませんが疫学調査は本来そう言うものなので仕方なしと考えるのでしょう。考えられる理由は、繰り返す低線量被爆による刺激が、抗酸化機能の増強、DNA損傷の修復機能の増強、アポトーシスの活性化、免疫能の活性化などを引き起こすためと思われます。
三朝温泉付近の住民の染色体異常や肺がんの疫学調査の結果、全癌の発生率が低い結果が出ているのを考えると、ラドン温泉ではラドンのα崩壊とその一連の放射性崩壊による複合被爆ですが、γ線や宇宙線被爆によるグループと同じような結果とも言えます。
まあ、短期間では効果は低いかも知れませんが、ある程度長期に療養とかすると効能として認めても良いのかなと思います。

参考文献
近藤宗平:低線量被爆の健康影響、近畿大学出版局、紀伊国屋書店、2005年。

|

« 読書感想文 | トップページ | Oxtarのブーツ »

露天風呂」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ラジウム温泉、トロン温泉、ラドン温泉の効能の補足:

» 乳がんで手遅れになる前にすべきこと [くろみゆ日記(くろみゆの楽Tube)]
毎日鏡の前で、全身をくまなくチェックしている 美貌の男性ホストが、胸に小さなしこりを見つけた。痛みはない。 しかし、完璧な肉体を保持する彼は病院に走り、 検査の結果、乳が... [続きを読む]

受信: 2007年12月15日 (土) 03時06分

« 読書感想文 | トップページ | Oxtarのブーツ »