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2007年12月21日 (金)

本物志向?

最近、賞味期限の改竄、内容物の不当表示、産地の偽装、背油を入れた霜降り肉など、食品にまつわる不正事件が後を絶たない印象がある。その殆どがあまりの不正に内部告発されるケースが多い。

戦後からこれまで(特に朝鮮戦争の頃は酷かったらしいが)偽物なんて当たり前、それこそ現在急速な経済発展を遂げるアジアのどこかの国のようだった。作る側も使用する側も生活が豊になるのであれば、それこそ偽物でも役に立つのであれば良かった。

最近の産地ブームは、安い海外製品に比べて商品価値を高める作る側の世論操作の感があった。それに裕福になり量より質を求めることが出来るようになった消費者が乗ったようにも見えた。一生のうちで出来る食事の回数は大方決まっている。メタボリックシンドロームを気にするなら、尚更少なくなるだろう。最後の晩餐と言うわけでは無いけれども、誰でも限られた食事であるならばより自分の趣味嗜好に合ったものを食べたいと思うだろう。

一方、作る側でもこれまでの売れれば、儲かれば何でも良いという状況に亀裂が入っているのだろう。古い思考を捨てきれない上層部は、業績のためなら不正なんてへっちゃらだけど、内部で作るものにプライドを持っている人たちは本物を作りたいと思っているようだ。社内で平然と行われる不正に黙っていられなくなったに違いない。法改正で内部告発に対する保護が機能するようになったとも取れるが、ここは作る人たちの善意を信じたい。

マスコミも経済あってのものなので経済活動が麻痺するような内容なら記事にしないだろう。国も第三次産業が経済の主流になると消費者保護を打ち出さないと、生産者保護だけでは支持が集められない。薬害エイズ問題に代表される不策の罪を問われるこの状況下では行政側も、国を滅ぼすような経済問題に発展しないなら隠さない方が身のためだろう?

消費者も、生産者も、行政側もどうも真面目に食の質に対して対処し始めたように見える。三者とも本物志向に目覚めたか?

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