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2008年8月26日 (火)

バイクの師匠が亡くなってしまった

半年周期で貰い事故を3回貰って、もうバイクを降りようかと真剣に考えてる時、中学、高校と同級だった友達が"いいバイクやがあるから、そこで一緒にクラブに入ろう!”と言い出した。彼は、そこの店長だった。
マスツーリングの走り方、峠の攻め方、モトクロス他、バイクに関することは殆ど彼から教わった。
その後、独立して店を開いた時に10数人のクラブ員がクラブを抜けて、彼の店で新しいクラブを立ち上げた。それが今、僕が所属しているクラブである。
一時期は50人を超えていたクラブだが、今は幽霊部員も合わせて30ちょっと。学生の時からの仲間は、転勤とかで全国に散らばってしまっても何かあると店に集ってくる。今、バイクに乗っていない奴も、普段は店に来ない奴も、彼は暖かく迎え入れる。居合わせたクラブ員も含めて、近況と昔話に花が咲く。
クラブ員が店を盛り上げ、店がクラブを支えた。
彼は、その店の、やはり看板だったのだ。

僕も含めて、彼と出会わなかったら、もうバイクに乗っていない奴が殆どだろう?
クラブに顔を出した事のある人間で事故死をした人間はまだ居ない。唯一人、彼の次男坊を除いて。次男は、車検場に向かう途中、飛び出してきた車を避けてバランスを崩し、電柱に接触して帰らぬ人になった。
次男以外は、誰も再起不能になるような事故を起こしていない。それは、彼の安全に対する姿勢がクラブ員全員に染み渡っているからだろう。クラブ員がツーリングに参加するとき全員皮つなぎを着るようになったのも、彼の影響である。どんなにハイスピードでも自分のペースを守るのも彼の影響、みんなが単純に早く走るだけでなく小技が得意なのも彼の影響、走るのに必要な精神力の強さも彼の影響。我々が今まで生き延びて来られたのも、彼とであったからかも知れない。

2年前に病気になってから、”みんなとまた走りたい”と復帰を目指して闘病していたのだが、あれだけの体力をもってしても癌には勝てなかった。
覚悟はしていたのだが、いざ死なれてしまうと、ぽっかり穴が空いたような気分になった。

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コメント

故人のご冥福をお祈りするとともに、フロの飼い主さんの心の穴が、早く埋まるよう願っています。

投稿: エリミ♂ | 2008年8月26日 (火) 19時11分

エリミさん

お気遣いありがとう御座います。

投稿: フロの飼主 | 2008年8月26日 (火) 20時03分

フロの飼主さんへ

そんな事があったんですか…

故人のご冥福をお祈り致しております

誰でもいつかは亡くなるものですが…自分にとって大切な方は何時までもそういった事に無縁であってほしいと願い普段は考えないものですよね…

闘病は想像以上に頑張れってこられたと思います

フロの飼主さん…少しずつでも良いので元気になってくださいね

投稿: (゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 | 2008年8月28日 (木) 18時58分

(゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 さん

お気遣い有り難う御座います。

病状を詳しく理解して結末の予想も付いて居たのですが、最後に会った時、”何をしたら生き長らえるかな?”と聞かれて”諦めないことしか無いよ。”と答えたけれども、お互いにもう駄目な事は百も承知・・・
湿っぽいので止めます。
でも、少し落ち着きましたよ。都内に居るクラブの最古参7人ほどで集って、色々話そうかと言う話になっています。

(゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 さん、無事に退院できたようで、なによりですね♪

投稿: フロの飼主 | 2008年8月28日 (木) 21時18分

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