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2008年10月 6日 (月)

ピンクリボンの活動は正しいの?

asahi.comにこんな記事を見ました。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200810010138.html
こう言うデリケートな問題に口を挟むと攻撃を受けそうだが、これは個人のブログ、特定の人間を中傷するようなものでなければ、唯の個人の意見に過ぎない。
朝日新聞の記事を見て、”違うんじゃないか?”と思ったから、自分の意見を書くだけの事。気に入らないなら、読み捨てるか、読まなきゃいい。それだけの事だ。

乳癌の早期診断、早期治療は予後を決定する大きな因子であるし、女性達の乳癌に対する意識を盛り上げ早期発見に繋げましょうと言うのは理解できるけれども、このイベントは如何なものか?と思う。

最近耳にするピンクリボンのメンバーと自称する人たちの行動は、「医療機関が診療を受ける女性の立場に立っておらず、そのため診療が受け辛く手遅れになる」と言うらしい。
「医師を含め、男性職員が乳癌診療に当るだけでも、女性に対する人権侵害だ」と言われたという話も聞く。
でもこれは、自分自身の体の事を真剣に受け止めていない女性達の問題を医療機関に責任転嫁しているだけに思える。
病気が見つかる不安から、検診を受けたがらない人は沢山いるだろう。
また、検診を受けるには費用も掛かる。費用負担を渋る女性も居るだろう。
”早期発見が大切なのに、何故検診を受けない?”と追い込めば、自ずと言い訳もするだろう?
でも、それは自分自身の事に真剣になっていないだけだ。恥ずかしくて検診が受け辛いとか、自分は大丈夫だろう?と言った勝手な憶測とかに逃げているだけだ。
真剣な女性にとって重要なことは、医療機関の乳癌診療そのものの診療能力であり、エステのような女性向けのサービスの良否ではないだろう?

もしピンクリボンのメンバーと自称する人たちが言うようなサービスをすることで、その医療機関が儲かるのであれば、必ずそう言う医療機関は出てくる。でも、出てこないのであれば、それは儲からないからなのだ。利益が出ないのであれば、誰がどんなに騒ごうともそう言ったサービスは行われない。それが最近の医療行政が進めてきた”医療における市場原理の導入”だろう?もっと言えば、医療費負担を渋った国民が選んだ結果なのだ。市場原理においては、お金を出さなければサービスは受けられない。

ピンクリボンのメンバーと自称する人たちが、盛り上がって来ているように見える乳癌診療を真剣に後押ししたいのなら、エステのようなサービスの要求を医療機関に突きつけたり、高いビルをピンクに染めたりするのではなく、検診を行う施設の拡充を医療行政に訴えるとか、検診の費用を一部負担するとかの方が、余程理に適った行動に思える。

朝日新聞の記事のように、そんな事にお金を掛けるなら、他にもっとすることがあるんじゃないの?と思えて仕方ない。

ちょっと、毒を吐きすぎかな?

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雑談」カテゴリの記事

コメント

フロの飼主さんへ

ん…この活動は…私はちょっと受け入れれないかな

確かに素晴らしい活動ではあるが…
本来の活動の趣旨を今もって受け継がれているのかっていうと疑問かな。

私は三十路のうさぎちゃんだけど…
今まで乳がん検診も子宮がん検診もしたことがありません
なんでかっていうと…
ただ単に恥ずかしいから。

でももぉ三十路だし、私は難病になってしまったので今では結構前向きに検診を受けようかなぁ~なんて考えてたりします。

投稿: (゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 | 2008年10月 8日 (水) 23時55分

(゜ω゜ )ニャンポコー2等兵さん

人が増えると志も薄まる、と言ったところかな?と考えてます。殆ど威力業務妨害のような電話を繰り返す人や、リボンを車に貼って横断歩道の歩行者を後ずさりさせるような右折をする人が高い志を持つとは思えないのですがね。(偽善臭いでしょ?)

ピンクのビルは、朝日新聞協賛だったかな?他にメーカが数社協賛を打ち出していますので、多分お金を出して自らの宣伝に使いたいところのアイデアなんだろうか?とは、思いますが、最初の目的以外に集った力を使おうとするとその集団の崩壊が始まるかな?とは思います。ピンクリボンがそうならない事を祈りますよ。

検診、市の無料検診などを利用すると安く済みますよ。特に病気が発見されていない人にとって、検診は恥ずかしいのは解ります。本来、そう言う思いをしないでも早期発見できるツールがあれば良いのですがね。(残念!)

投稿: フロの飼主 | 2008年10月 9日 (木) 01時26分

フロの飼主さんへ

そうですねぇ~
確かにピンクリボンを車に貼っておきながら無謀で横柄な運転をする若者の車とか多く見受けられます
こんな状況を見るたびに残念な気持ちになります。


検診や通院などにかかるお金は全然気にしないんだけど、やっぱり診察台に足を乗せてっていう診察スタイルがやっぱり恥ずかしいくて行けなくてね…

本当に検診キットみたいな自分で出来るのがあればもっと検診をする人は増えるんでしょうねぇ…
でも、それは難しいでしょうねぇ…

投稿: (゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 | 2008年10月10日 (金) 05時58分

神戸の方でもそうなのかあ?
所沢の話だけじゃないんだね。

内診は、病気でも嫌だろうね?
産婦人科の先生達にとっては大事な診察なのかも知れないけど、検診では如何なものかな?と思いますね。^^;

Biologyの分野では、段々と色んな事が解って来ていて、血液検査で解るようなキットも随分増えたよね。
その内何とかなるかも知れないよ。(無責任)

投稿: フロの飼主 | 2008年10月10日 (金) 20時14分

難しい問題ですよね。
自分には難し過ぎます。。。

ただひとつ言えることは、、、
世の中の女性が、「自分にとって何が一番大事か」
それを早く理解して、
何事も、後手にならないうちに行動に移して欲しい。
後悔しないように。
そう思ってます。

投稿: エリミ♂ | 2008年10月12日 (日) 17時55分

エリミ♂ さん

失って初めて解る健康の大切さ、なんでしょうか?

女性に限った事じゃないし、乳癌に限った事でもないですよね?
唯、早期発見出来る癌は、比較的安く健康診断が可能な部位でなければ経済的に成り立ちません。誰も認めたくなくても”人の命も金次第”なのです。
そして、ほんのちょっとの差で生き残る人とそうでない人に分かれます。

ピンクリボンの創設グループは、実際の乳癌患者さん達のグループであったと記憶しています。彼女達の志は高かったんじゃないかと想像します。

健康に本当に必要なのは、見つけて治す医学ではなく、病気を予防する医学なのですよ、きっと。

投稿: フロの飼主 | 2008年10月12日 (日) 20時29分

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