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2009年5月23日 (土)

病状

義母は、膀胱癌でStageⅡ-b~Ⅲで膀胱全摘をしました。
細胞はGrade3(一番顔つきが悪い=転移しやすくコントロールが困難、くらいの説明で良いでしょうか?)が出ていて、その時点で平均余命5年でした。

術後直ぐに肺に転移が見つかり、一気にStageⅣに上がりました。この場合の平均余命は11ヶ月です。
直ぐに抗がん剤をフルドーズに近いところで3クール、それで転移巣は一応みえなくなりCR(Clear Response)でした。

1年後に新たな肺の転移巣が見つかり、フルドーズで3クール、これも幸いCRでした。
さらに1年後に、これまでとちょっと顔つきが異なる肺の転移巣が見つかり、"もう駄目かも?”と思いながらフルドーズで3クール、この時点でもう骨髄とかはボロボロの筈です。でも一応PR(Partially Response)が得られました。

その後、”次はもうシスプラチンに反応しないかも?”と低容量の外来維持療法を始めました。抗がん剤療法は、細胞周期の不感期に抗がん剤が入る、もしくは抗がん剤に反応しない細胞がある、などの理由で潰しきれない場合が多いのですが、何度も抗がん剤療法をすると最終的に抗がん剤に反応しない細胞だけが生き残って大きくなってきます。その場合、手の打ちようが無くなります。本来、抗生剤をダラダラ投与すると抗生剤抵抗性の細菌だけが生き残り、使える抗生剤が無くなるのと同じように、抗がん剤も低容量の使用には賛否両論がありますが、まだ日本で1施設でしか行われて居らず、nが低くて効果が定かでない(=エビデンスが無い)治療に賭けてみました。

でも1年半後に腰椎に転移巣が出てしまいました。効果が少しはあったと言えばあった、と言って良いでしょうか?しかし、ちょっと発見が遅れたせいもあり、抗がん剤でコントロール出来るサイズではなくなっていました。それに外来維持療法でさらにボロボロになった骨髄では、新たな抗がん剤療法を続けられる見込みも低い。そこで主治医と相談し、局所の放射線治療をすることにして、今日は放射線治療を行ってくれる病院を紹介してもらい挨拶と入院の手続きを取って来ました。これで、一応痛みのコントロールだけは出来るでしょう?でも、その先は、とてもミゼラブルです。

バイク屋の社長もそうでしたが、一度転移してしまった癌は、大腸がんの単発の肝転移を除いてコントロールが難しいようです。最終的に体力勝負になります。長期に渡り(=5年以上癌なしなら、完治と言って良いでしょう?乳癌は10年かなあ?)コントロール出来る人も多数居ますので、諦める必要は全くありませんが、義母は残念ながら厳しくなって来ました。

今年、引越しもあり、まだ一度も峠・蕎麦・温泉の3点セットに行けていませんが、この件が落ち着くまで行けそうにありません。まあ、梅雨が終わる頃には、痛みも消えて歩けるようになって帰ってるでしょうから、その時までは僕が倒れてしまう訳にも行かず、お預けに近いですかね?

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コメント

フロの飼主さんへ

そうでしたか…癌とはまたやっかいですねぇ…
転移を何度も繰り返し、抗がん剤の苦しい治療にも負けずにいる御義母様ですから放射線治療も頑張ってくれる事を願いましょうね

私の祖父は大腸癌で、既に肝臓に転移をしてて手の施しようもないぐらい何時死んでもおかしくないぐらいまでの時に発見されました。
本来ならとても痛いはずなのにずっと『痛い』と言わずにいました。
倒れて病院に運ばれて2週間で亡くなりました。
今でもなんでもっと早く気付いてあげれなかったんだろうかと悔んでいます。

でもフロの飼主さんの御義母様は早くに発見して治療にかかられているので、癌に勝てると信じたいです。

遠い兵庫県からではありますが少しでも痛みが少なく体の負担も少なく癌に勝てるように祈っております!!!

投稿: (゜ω゜ )ニャンポコー2等兵 | 2009年5月23日 (土) 20時30分

(゜ω゜ )ニャンポコー2等兵さんへ

いつもコメントを有り難う御座います。
それから、義母への励ましの言葉を有り難う御座います。

お爺さんは、我慢強かったのでしょうね?
我慢強いのは、時には家族にとって酷であったりします。義母は僕には辛い話をしません。

asahi.comに「がん患者のことばをリレー 「一粒の種」」
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY200905230137.html
と言う記事があり、涙を誘うものですが、やはり皆生きたいのですよね?

投稿: フロの飼主 | 2009年5月24日 (日) 00時21分

ガンですか。。。
つらいですね、本人も周りの方も。

どんな結果になろうと、両方が後悔だけはしないように、
今出来ることをしてあげてください。
ムリにならない程度に。

バイクお預けですが、仕方ないですね。。。

投稿: エリミ | 2009年5月27日 (水) 22時19分

エリミさんへ

ご心配有難う御座います。
今日、放射線治療の為に転院しました。明日から治療です。
まあ、何とかなるでしょう。
慌てても心配しても悔やんでも、結果は変わりそうにありませんので。(笑)
バイクは梅雨明けまで、お預けでしょうね?(泣)

投稿: フロの飼い主 | 2009年5月28日 (木) 16時21分

再発、再発で治療が長くなると、肉体的にも精神的にもつらいですよね。
奥さんもご心配なのでしょう。

フロの飼主さんに万一何かあったらと思うと、やっぱりバイクはお預けでしょうね。
奥さんの気持ちも考えて。

投稿: 凸凹2008 | 2009年5月29日 (金) 16時13分

凸凹2008 さんへ

ご心配有り難う御座います。
主治医側から、キーパーソン扱いされてしまっていますので、病状や治療に対する理解度から、方針が落ち着くまでは、居なくなれないですよね?

でもそれは、凸凹2008 さんとて同じでしょう?
見んな軽軽しく事故で死なれてしまってはいけない人たちですよね?

お互い安全には十分注意して、楽しいバイクライフにしましょうね♪

投稿: フロの飼主 | 2009年5月29日 (金) 18時37分

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