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2009年10月16日 (金)

小事にこだわるには人生は短すぎる

10月11日の朝日新聞天声人語に「古今の名言に勇気をもらうことがある。例えば〈小事にこだわるには人生は短すぎる〉などは、落ち込んだ時によく効く。」と始めて、鳩山総理大臣の金銭感覚から民主党の虚偽献金疑惑について言及していた。虚偽献金疑惑はさておいて、確かにこの言葉はよく効くな、と感慨深げに読んでいました。

on timeで問題に向き合っていると小さいことが目に付くし、気にもなりますが、ある程度時間が過ぎて、その問題を振り返ってみると、小さいことなどどうでもよく、総じて良いか悪いかだけしか見えなくなります。

大事は小事の積み重ね、とも言えます。確かに全ての小事を完璧にこなして行けば良いとも言えますが、小事に拘っていては大事のタイミングも逃します。時間は待っていてはくれませんので、全ての小事に拘っている余裕は通常ありませんよね。大事なのは、肝を押さえた小事なのかな?と思えます。

さて、問題は肝の押さえどころ?なんですが、脱自民党の期待を背負っての民主党政権です。庶民派を謳った政党が、庶民には大金である政治資金を小事で片付けられても困るのですが、自民党よろしく政治資金問題で政権頓挫なんて馬鹿なことになられても困ります。
自民党にとっては大きな政治的カードかも知れませんが、戦後初めての政治的大転換期にとっては小事です。

天声人語では、「大いにこだわりたい」と言っていますが、果たしてこの問題は大事なのか小事なのか?
正解か否かの判断は後世に譲るとして、民主党政権は立ち上がったばかりです。アメリカの大統領のようにメディアも1年間は黙って見ていよう的な判断は出来ないものかな?と思えます。

*****10月11日付け 天声人語****************************************
古今の名言に勇気をもらうことがある。例えば〈小事にこだわるには人生は短すぎる〉などは、落ち込んだ時によく効く。取るに足らない失敗や不評を引きずっていては、前に進めない▼鳩山首相が外遊先で、これを独り唱えたかどうかは知らない。本紙の報道で発覚した「故人献金」のお粗末について、東京地検特捜部が動き始め、自民党は臨時国会で攻め立てようと手ぐすねを引く▼政治資金収支報告書に、故人からを含むウソの献金が並んでいた。浄財をたくさん集めたように装うため、金庫番の秘書が勝手に……との釈明は弱い。名が載らない小口献金はさらに怪しく見える。政治の大掃除をしようというのに、ほうきにゴミが絡んでいては興ざめだ▼虚偽献金の出どころは首相個人の金という。2千万円超を秘書に引き出されて気づかぬ金銭感覚を、ご本人は「大まかな人間だった」と反省された。あり余る鳩山家の資産と政治資金がごっちゃになっている心配はないのだろうか▼企業買収の激烈を描いた映画「ハゲタカ」に、印象的な言葉があった。〈人生の悲劇は二つ。一つは金のない悲劇、もう一つは金のある悲劇だ〉。鳩山氏の不幸はもちろん後者である。大店(おおだな)のぼんぼんなら金に無頓着なのもご愛敬だが、大まかが「小事」で済まない地位もある▼政権交代を受けての国会。論ずべき大事は山ほどあるのに、攻守ところを変えた「政治とカネ」が争点とは寂しい。首相は捜査を理由に口をつぐむが、ここは民主党の金銭感覚が問われている。大いにこだわりたい。
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