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2010年7月30日 (金)

草薙素子と言うキャラクタデザイン

そもそも、アニメのキャラクタについて語ってしまおうとか考えてkeyboardを叩き始めているところで、既にオタクの定義に合致するので如何なものかな?と思います。
現実には存在しないアニメの創作されたキャラクタについて論じること自体に、現実と非現実の混同を見て取れます。それは、極端に狭い領域の知識、特にアニメの中の仔細な事項にまで興味の対象に向け、現実的には無意味な知識を同好の志達のみの中で共有するような行動は、オタク達の行動そのものであるとさえ思えます。のっけからかなり脱線しました。

攻殻機動隊のメインキャラクタと言って良いかも知れませんが、草薙素子と言う女性は、女性的な外見を持つ屈強な公安職員(警察官)として設定されています。
情報戦を戦うためのハッカーとしての能力、スパイ映画の登場人物、例えばジェイソン・ボーンのような自らの能力を緻密に計算する行動原理を持つことは、肉体的な能力よりむしろ重要です。
特に相手の思考を読むような能力や、関連事項を瞬時に結び付けていく判断力はスピードが重要な公安の実行部隊のリーダーと言う役柄の設定には、欠かすことが出来ないのでしょうね?

草薙素子は、僅かな脳を残して生体パーツは残していないようです。「久世英雄」共々、出生のエピソードに全身擬体化が必要であったとは思えませんが、非現実と現実を彷徨い、現実感を追い求める姿を描くとか、人間に対する失望と希望を同時に描くとかには、全身擬体化は必須とも言えます。

電脳は、肉体的な力のないホールデンにハッカーとして大きな力を与えることも出来きます。笑い男には少年らしい正義感がどうしても必要です。だから笑い男は少年であることが必須だけれども、それでは高価な擬体を手に入れることや物量をを得ることは不可能です。だから、ハッカーとしての能力は、一番安上がりな強さなのでしょう。現在の情報戦もコンピュータアーキテクチャに詳しくて、クラッキングツールを書ければ、PC一台からでも情報戦を戦えます。まあ、当然、違法行為であるのと、相手を間違えると生存の危機になるけれども。

草薙素子は、あおい君のようなハッキングテクニックと高価で高性能な擬体の両方を持ちます。登場人物たちの高価な擬体は、軍上がりであることで大方説明が可能でしょう。軍事費は、何時の時代でも、庶民には想像を絶する金額になりますから。

士郎正宗は、近未来の女性型Cyborgを最初にイメージしたのではないだろうか?
社会の闇を知り、正義感が強く、人間の弱さを理解し、孤独に対する耐性を持ち、優しさと同情の違いを理解する。
戦闘能力が高く、勇気があり、思考能力が高く、情報戦も戦える。
そして人間臭い、そう、例えばオネエ的な感情を持ち、粋である。
キャラクタデザインとしての草薙素子は、士郎正宗自らの理想を具現化し、彼の理想的な女性像に重ねたのかも知れません。

そして、そのキャラクタに共感するもの達が、この物語の熱烈な支持者達なのだろうか。

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