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2010年9月27日 (月)

思想誘導を受けやすい環境

Stand Alone Complexの意味の再考と言う記事の中で、
「高度に情報化された社会において、人々は大変沢山の情報に晒されます。そのため、得た情報が何処から仕入れたものなのかを把握しづらくなる傾向が見受けられます。この傾向こそが、Stand Alone Complexと言う社会現象のインフラとなる要素なんじゃないでしょうか?」
と書きましたが、あまりにその環境に慣れてしまった時、人々が情報の出所に注意を払わなくなること自体に一番の杞憂があります。

新聞はどうやって得た情報なのかを必ず載せます。必ず何処の通信社からの情報であるとか、取材した記者名が載っています。情報源を明かせない場合は、情報の裏取りをしたりと、それなりに正しい情報を伝える努力がされています。しかし、ネットに無記名で流れる情報には、それが正しい情報であるかどうかの判断が付かない情報が沢山流れています。あまりに出何処の解らない情報を受け入れ続けていると、それが当たり前のように感じるでしょう。慣れとして情報の出所に注意を払わなくなる事は、正しい情報かどうか確認もせずに鵜呑みにする可能性が高くなる、と言うことです。

仮に多くの人たちが、こういう状態に陥っているのだとすれば、情報操作はいとも簡単です。別段ウイルスを使わなくても思想誘導は可能になるでしょう。これって、過去に戦時下の日本の教育でも行われていたようですが、政府が情報統制を行って誤った情報を与え続けるのであれば、ある意味政府がウイルスを流しているのと同じ意味を持ちます。国民は知らず知らずのうちに政府の思うがままに思想を誘導されてしまう危険があるのです。ですから、誰もが自由に独自の思想に基づく発言をしても許される憲法に歌われる表現の自由は重要です。

政党が沢山あって、教科書を一つとっても議会で侃々諤々する国では、政府の行為としてそう言った杞憂はない。三権も分立していて、行政が主にやらなくては行けない国益にむしろ一致しない思想が幅を利かせて、国として纏まらない。まあ、挙国一致なんて言い始めたら、それこそ軍政下の拙い政権のやることのようだよね。だから、色々な意見が出て行く中で緩く民意を形成するような政治形態が間違ったところには行きづらい。

ちょっと話が脱線しそうだが、あまりに沢山の情報に晒されて情報の信憑性に注意を払わない人々が民意を形成するのであれば、それは民主主義の根底を揺るがしかねない大きな問題です。Stand Alone Complexとして発想される社会現象が、仮に情報操作を受けやすい民衆の起こす現象であるならば、アニメの世界の中のことではなく現代のこととして捉えなければなりません。思想誘導を受けやすい民衆が国を動かしてしまうのであれば、それは間違った方向に行きやすいことを意味します。

このブログに攻殻機動隊ネタの検索で来られる方々も、色々なサイトで書かれていることを鵜呑みにしないことをお勧めします。
えっ?当然このブログもです。(笑)
ああ、それから、時節ゆえに何処かの大国の話を書いているわけでもありません。まあ、日本のように政治的にも宗教的にも安定した国に生まれ育った事は幸運であるとは思いますが・・・

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