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2013年9月24日 (火)

皆考えることは一緒

今日の日経ネットの池上彰さんの「3.11という日本の第2の敗戦  現代日本の足跡に学ぶ(1) 東工大講義録から」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGH18009_Y3A910C1000000/
の記事を読んでびっくりしました。
それは、以前このブログで僕自身が書いたこととほぼ同じ事を言ってるからでした。
別に僕は凄いだろう?と言っている訳ではなく、概ね人は同じような事を考える、そして池上さんはもう一段進んで、解説員として世の中に貢献している、さらに深く考えた上で工学馬鹿ではない幅広い教養を持った工学系研究者を育てるべく東工大の教壇に立っていると言う事を知ったからです。

技術は人を助けますが、それは知見をどう役立てるかに拠ります。そしてそれは幅広い知識が無いと使い方が解らない、もしくは、使い方を間違えることに繋がると思います。
池上さんは「ハイゼンベルクの不確定性原理」の誤りをみつけて「小澤の不等式」を論じた名古屋大学教授の小澤正直氏を例に挙げて、彼の哲学の教養が量子力学の難問を解いたと考えているとの事です。また、日本の地震予知の失敗、原子力発電の安全神話を例に挙げて、教養が無いと研究や技術は正しい方向には行かないと考えているのではないか?と思います。

世の中の人は概ね文系で、工学系の難しい話を聞くと逆に不安になるのは、僕も経験済みです。僕が聞いて不安になったという経験ではなく、僕が話をして不安にさせてしまった、と言う経験です。相手に解る言葉で説明するのは、物凄く難しい。世の中の実権を握っているのは主権者である国民ですが、その国民が解らない言葉で話をしては工学は世の中の役には立てない事になるかと思います。ちょっと言い過ぎですが、国政を定めるような重要な方針を決めるのに工学系の人間がきちっと説明できずに工学系の知見を活用できないのであれば、工学系の研究は世の中の役に立たないし、役に立たないのなら研究費を貰って研究をすること自体が凡そ背任行為のようなものです。そう言った意味でも池上さんがやっていることは二重に素晴らしいと思います。

普段研究者の人たちに接していて、一部の人達の言い草に驚くことがあります。お金のことを考えていたら研究は出来ないとか、技術の使い方はそういう事をやる奴らが考えればいい事だとか、そんなほぼ無責任とも思えるような発言をする研究者が少なからず居ます。研究第一に考えるのであれば、そんなことも言えるのかも知れません。しかし、僕の恩師は、「研究課題は、普遍的価値を持つこと」と教えていました。付け加えるなら「世の中の役に立たない研究は、社会からお金を貰って研究している以上、研究課題とすべきではない」と解釈しています。先の一部の研究者達の言い草を無責任と言い切る理由は、研究成果は他の人が考えることで自分達は知りたい課題について研究すれば成果を証明する必要がないと逃げているからです。要するに「成果が上がろうが上がるまいが知ったこっちゃ無い」と言う意味です。まあ、偶にはそういう中から物凄い知見が得られたりもするのですが、万が一と言う言葉通りに、9,999は外れになります。それも見越した上でそんな発言をする一部の研究者を無責任と見ている、そんなところです。

さて、国立大の教員に年俸制を導入するなど、万が一の成果に胡坐をかいていた一部の研究者のためにか、世の中の風当たりが強くなってきたように思いますが、池上さんの話を聞いた学生達が世の中の解決しづらい問題を解決していけるような素晴らしい人材になってくれることを祈ります。

まあ、凄く真面目に素晴らしい研究をされている研究者は沢山居て、一部の目立つ人達が森全体の色を落としてしまっているのは、この件の話だけではないのですけどねえ・・・

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コメント

Mrs.ronny
What's this HP address?
Write a little bit more ditals, please.

投稿: フロの飼い主 | 2013年10月12日 (土) 21時08分

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