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2014年3月

2014年3月14日 (金)

戦争を引き摺る人達は若者を巻き込むな

The Economistの記事を読むとそう思う。

映画「永遠の0」のヒットに見る懸念
2014/3/14 7:00ニュースソース日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK12023_S4A310C1000000/?n_cid=DSTPCS013

日本の教育は昭和史を語りたがらないから、今時の若者達は昭和史を知らない。近年の韓国や中国の反日行動は、今時の若者達にとっては”謂れのない中傷”に写るだろうか?

浦和レッズサポーターの”Japanese Only”の問題も含めて、今時の若者達は、日本政府は言われっぱなしで弱腰に写るだろうか?
半沢直樹の”やられたらやり返す。倍返しだ!”と言った”プライドを掛けて、自らは仕掛けないけど、やられたらやり返す”と言った感情は、今時の若者達の一般的な感情なのかも知れない。それは特に日本に限ったわけでもないだろう?

韓国や中国、当然日本の若者達は、戦争の当事者ではない。戦後を引きずっているのは指導者層と言われような人たちだけだ。彼らは国を導く役目を負っている積りなんだろうが、若者達には迷惑行為かも知れない。年寄りは若者達が生き易い環境を作れば良いのだ。後は若者達が勝手に未来を作る。

東アジアだけの問題ではなく、日本、韓国、中国がいがみ合うのは何も良いことが無い。
軍拡に走る中国は、そんなことを中国の若者達は望んでいるのか?
首脳会談を拒む韓国政府の態度を韓国の若者達は望んでいるのか?
憲法9条を破棄して戦争可能とすることを日本の若者達は望んでいるのか?

グローバル化された社会に育つ若者達は、平和を望んでいるのではないのか?
過去の戦争を引き摺る年寄り達は、それ自体に色々な思い入れがあるのかも知れないが、若者達をナショナリズムに掻き立てるのを止めて欲しい。

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2014年3月12日 (水)

戦争反対

漆原氏発言、野党「勇気ある」と評価
2014/2/27 1:18ニュースソース日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2603M_W4A220C1PP8000/?n_cid=TPRN0006

今更何を言うのか?とも思うけれども、最近の第9条改正だとか、集団的自衛権だとか、阿部政権では”まさか本気で戦争に足を踏み入れる気なのか?”と”よもや?”のような話で済まなさそうな事が議論されている。

日本人の多くは、少なくても50歳から上、戦争体験者を見て育ってきた日本人は、”二度と戦争はごめんだ!”と思っているだろう。実際に戦争で死んでいった叔父さん達の記憶は残っていないので、僕の実体験は、戦争で旦那を無くして苦労した伯母さんたちの話しと、父親の軍事工場に居た時に艦砲射撃で僅か20m位前で仲間が居たところに大きな穴が出来ていてそれっきり仲間が消えて居なくなった話とか、母親が殆ど女学校に行けずに勤皇奉仕とか言って働かされていたこととか、女学校の友達が戦闘機の機銃掃射で体が千切れて死んだ話しとか、艦砲射撃で焼けたと言われる家の跡地や半分燃えた柚子の木が未だに残っているとかくらいしか無いのだが、若い人たちは、戦争そのものに知識が無いだろうか?
多分、韓国や中国の反日で騒ぐ若者たちにも、自身の体験に基づく反感を持っている訳ではないだろう?
そもそも実体験を持たない中国や韓国の若者たちが反日を騒ぐ理由は何だろうか?

バブルは30年位毎に起こると言われるけど、それはバブルに遭って酷い目に遭った、すなわち実体験を持つ人が社会からリタイヤするからと考えられている。
同様に実体験を持たないと、それは知識として知っているだけで、弾けて初めて知識としてあったバブルだったと理解しても、社会の流れの中で危ないとストップを掛けられるほどの力は無い。
同様に戦争の実体験のない者は、戦争を止められないのでは無いか?

実体験の無い思想は、正直危ないなと思う。それは唯の思い込みであり、思い込みから抜け出すのは容易ではないからだ。戦争の実体験などしないに越したことはないが、思い込みが戦争をしても良い方に向くと危ない。

世界的に見て比較的リベラルな教育を受けている日本人には、実体験の無い反感と言うのはどうもよく理解できない。
日本人は、アジア人に優越感を持ち、欧米人に劣等感を持つ、と言われることがある。少なくても僕は持ち合わせていない感情だけど、優越感を持つも劣等感を持つも僕には実体験がないから、アジア人も欧米人も同じ人間であり同じような感情を持ち同じように家族を持つ、人として何も変わらない、くらいの感覚しかない。

現在の韓国や中国の言い分は、実体験の無い若い人たちには”言いがかり”のように映るだろう。近年の意識調査で韓国や中国を嫌いと答える人が増える傾向にあるのもこう言う事だろう?
何だか実体験を持たない者同士が、負のスパイラルに陥ってきているように思う。

前回の選挙で自民党は圧勝したかも知れないが、国民が憲法改正を支持して圧勝になった訳ではない。民主党の受け皿になっただけで、特に憲法改正などは全く信託を受けていないと思う。日本人の多くは、政府が戦争容認に動けば次の選挙では戦争否認を訴える議員に投票するだろう。そこで初めて選挙の論点は憲法改正になり、国民はどうするか決めなければならない。健全な日本国民は、戦争否認を選ぶだろう。
集団的自衛権の問題は厄介だが、他国の軍隊と自衛隊が同じ作戦行動をしている時に攻撃を受けたのなら、それは自衛の範疇に入り憲法9条を改正する必要など無かろうと思う。
拡大解釈を認めないために敢えて線を引くならば、「同一作戦行動中」であるかないかと言ったところだろうか?
同一作戦行動を取れる相手は、国連軍と安保を結んでいるアメリカ軍と決めれば、不用意に戦闘に巻き込まれることも無かろう?

現在、日本の自衛隊相手ですら、全面戦争に陥るような侵攻行為を仕掛けてくる国は無いだろうなと思う。何処の国とは言わないけれども、日本相手に戦闘行為を仕掛けそうなのは、海洋大国である日本の一部を実効支配と言う手で切り取りたい国だけと思われる。

勧善懲悪、因果応報の水戸黄門が好きな日本人と、勧善懲悪もののハリウッド映画が大好きなアメリカ人は、何故か「正々堂々」みたいな精神性に共感を持ち合うようだが、日本でも戦国時代のように食うか食われるかのような時代があった訳だが、世界中には未だにそう言う時代を生きている国が沢山あるのだ。

ドイツも日本も戦後急速な発展をしたけれども、特に日本は戦時中に被害を及ぼしたと思われる国は未だに新興国だ。ドイツのように先進国ではない。アジアの諸国が未だに新興国である理由は様々だが、日本の高度成長を快く思わない輩は沢山居るだろうなと思う。特に冷戦のために見かけ上敵対関係にあった国々にはそういう傾向が強いように思える。

僕は右翼でも左翼でも無いけれども、戦後アメリカの傘の下で経済発展を優先してきたが、アメリカの傘が小さくなっていく中で日本はどんな立ち居地を選ぶのか考えなくてはならないだろう?

湾岸戦争を含めた戦後の紛争で、憲法9条のために「金は出すけど人は出さない」と謗りを受け、憲法9条を改正しようとすると国内からの反発は必然、多国からは軍国主義の復活と謗りを受ける。どちらに転んでも駄目なら他の方法を模索したほうが良い。

現在の日本のインフラ技術は多分世界一だろう?
過去の紛争地域が、新たな民主主義国家として復興してきたのはベトナムくらいしか知らないが、紛争後の復興に徹底してお金を出すような、「戦費は出さないけど、戦後復興は任せなさい」的な極端な方針が必要かも知れない。
これなら日本の戦費負担を当てにした介入を抑止できるし、紛争終了後に国家破綻するような事態も防げるだろう?復興が進めばテロリストも減る。

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