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2015年8月 1日 (土)

責められて育つと責任を回避したい大人になる

大した人生経験がないのもあるけど、正しくパターンに嵌る例が1例しかないので、概ねそう言う傾向があるくらいで^^
お父さんは奥さんを常に詰問し命令するタイプ、お兄ちゃんはそれを見て育ったせいか妹を自分が言ったように出来ないと詰り、あれこれ命令する。大人になったお兄ちゃんは母親にも命令するらしい。この妹、見た目も悪くないし、いやどちらかと言うと良いほうだと思う、仕事も出来るから上司としては色々やらせたいのだが、彼女は任せられると逃げようとする。主任候補だったんだけど、責任の無い非常勤が良いと言って一つか二つの作業しかさせられない職場に移って行った。行った先でもやはりきちっと仕事が出来るので、常勤になるそうで、それすら”嫌だなあ・・・”と言っているらしい。
命令を熟す以外に何かすると怒られ責められる環境で育つと、命令されることに慣れてしまう。文句を言っているくらいだから、命令されることに心地よさを感じては居ないだろうが、命令されないと不安になるらしい。それは彼女と話をしていてあちこちに感じられる。勉強も命令されてやっていたので、成績は良いのだけど、言われたことしかやってないから、無駄な知識がない。所謂”世間知らず”に育ってしまっている。
ずっと命令してくれる人が居る訳では無いのだから、自立しなさい、と説いていたが、彼女にはそれすら重荷だったようだ。僕の自ら考えて行動する教育方針に馴染めなかっただろうね。彼女は言われたことを書き留めない。それは、書き留めてしなうと出来なかった時に”ちゃんと聞いていない。”と言えなくなるかららしい。相当屈折してしまっている。
一方、その子は中の悪い両親に相手にされず、おじいちゃん、おばあちゃんと暮らし始めた。流石におじいちゃんおばあちゃんは孫をほめて育てる方法を弁えているから、ごく自然に自ら行動し、ちゃんと成果を出す。たぶんね、そこでちゃんと褒めて貰えていたんだろうね。僕が褒めるとものすごく嬉しそうな顔をする。明らかに勉強不足なのだが、教わった事をちゃんとノートし、後から清書する。だから何でも書き残すためのノートと清書用の2冊のノートを持っていて、仕事するときには清書してあるノートを見ながらきちっとやる。おじい宇ちゃんおばあちゃんは勉強しろとは言わなかったようだが、謂わば家事のような事や近所づきあいのような事は、色々知っていて、”世間知らず”の逆のような奴だった。
仕事を頼むと”自信は無いけどやってみます。”と言う。当然僕も”始めから上手く出来る人は居ないから、後で反省が出来るように記録を取りながらしっかりやりなさい。”と言う。どうして良いのか解らなくなると、ごく普通に聞きにくる。ちゃんと納得が行くまで、理解しようとする。こちらは手を変え品を変え説明する。解った時のうれしそうな顔は、”なんて教えが居のある奴なんだろう!”と思わせる。
おばあちゃんを亡くし、体の弱ってきたおじいちゃんの面倒を見るために実家に帰ってしまったが、今でも仕事の事で解らないことがあるとメールしてくる。残念ながら嬉しそうな顔は見ることが出来ないが、相変わらず教え買いがある。もう自分の部下でもないのにね。
さて、この二つの例は、多分責めて育てるのと褒めて育てるのを正しくパターン化してると思う。
必ずしもどちらが正解と言う訳では無いが、僕はもう一度チャンスがあるなら、褒めて育ててみるかな。
因みに内の子供たちは、小学生からアドバイスはするけれども、必ず自分で判断させていた。あまりに失敗が手痛い結果を招くと思われるときは、あれこれアドバイスして手痛くない程度に修正させていたけれども、本人はそれでも”自分で間違えた。”と思っているだろう。結果が良かった時には褒めても貰える。結果がいまいちの時は、”今度やる時はこうしたほうが良いかもね?”と言う追加のアドバイスも貰える。もうとっくに大学を卒業していても良い歳なのだが、二人ともあと何年か大学に行くらしい。どんな大人になるんだろうね?
正解もないから、失敗も無い、親が責任を取ってやれる訳でもないから、気楽なもんだけどね。(笑)

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