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2016年3月30日 (水)

個人情報保護と公安の相反する問題をどうする?

16:25ニュースソース日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99043150Q6A330C1000000/?n_cid=TPRN0005
て記事が載っていた。
FBIがジョージ・ワシントンが署名した1789年の「全令状法」という法律を論拠にして、サンバーナディーノ事件のテロの容疑者のiPhoneのセキュリティ解除をアップルに求めた訴訟に関する記事だった。
話としては、個人情報保護と公安の相反する問題をどうするかの話であると思います。2015年の日本のモバイルOS市場では、Androidが前年同期から10.8%増の52.3%で、iOSが12.5%減の45.1%なので、日本の携帯電話会社が同様の訴訟を受けることは概ね無いと言えるけれども、この議論は日本ではどのようになるであろうか?

警視庁が、ガラ携のセキュリティ解除をSonyや富士通、シャープやカシオとかに出したら、アップルのように戦わずにさっさと解除して表にも出て来なそうだが、「日本人が持つスマートフォン全てにバックドアが仕掛けられていて、警視庁や携帯電話メーカは自由にアクセス出来ます。」なんて事が公になったら、日本人はどんな反応を示すだろうか?(実際にバックドアが仕掛けられている具体的な証拠は有りませんよ。今回の事件を見る限り、アップルは自社用にもバックドアを仕掛けてないのかも知れません。バンクドアが無い=暗号化の方法を晒す=ユーザの個人情報を守れないと言う事ですから、アップルは頑張らざるを得なかったんでしょう?Androidはどうなんでしょうね?)
暫く前の国民総背番号制のヒステリックな反応を見ていると凄い反応が予想されるけれども、今年のマイナンバーはそれほど大騒ぎされなかったような気がする。メデイアがどんな取り上げ方をするかどうかで決まってしまうのかも知れない。日本人が個人情報保護をどのように考えているのかは正直良く解らないけれども、iOSとAndroidで97.4%と、外国製のブラックボックスのようなOSを平気で使っているのだから、あまり気にしていないのかも知れない。

一方の問題として、日本人がテロの対象となるような事案も増えて来ていて、公安上の問題として暗号化対策が必要なのは言うまでもないでしょう。だから、記事の中の米下院国土安全保障委員会のマイケル・マッコール委員長の言う「暗号化は私たちのために役立っているが、それが敵と化して脅威になることもありうる」と言う発言は、物凄く的を得ていると思います。
「サイバー犯罪は推計で米経済に年間1000億ドルの損失を引き起こしている」そうですから、「安全な方法でデータが収集・保管・利用されることは決定的に重要」は、日本でも同じことが言えて、その対策にこのくらいのお金を掛けても問題ないと言えるでしょうね。(セキュリティ対策費は、利益を生まないので予算計上すると凄く嫌がられますけどね。)そうして、セキュリティ強化=高強度の暗号化がなされると、今度はサンバーナディーノ事件のような事案が問題になります。ざっと考えると、個人情報の保全は、証明書を元に高強度の暗号化を行い、裁判所命令に従って証明書発行機関が秘密鍵を警察に渡すような話になるんでしょうかね?

今のところ各国とも、暗号化技術と法律の整合性が取れていない事だけは確かなようです。

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