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2016年8月30日 (火)

コントロールするスキー

このスクールの昔からの特徴は、どんな斜面でもスピードをコントロールしながら自在に滑ることだろうか。
楽なポジションを取り、強いエッジングはしない。エッジグリップの低いところでの急激な操作はグリップを失う原因になるから、緩やかに操作をする。それはタイヤと路面との関係とも同じだよね。グリップを失わないようにコントロールする。ただスキーなので、グリップと言うよりスライドのコントロールと言った方が正しいよね。
ポジションコントロール
スキーの理論まで考えてスキーをするようになった頃に乗っていた板は、2mオーバーのスラローマやスーパージャイアントスラロームの板だったので、トップから入れてテールに抜くような操作のためにガチガチに硬いブーツと乗る位置を変えても体が遅れないための筋力が必要だったし、トーションがあまり高く無くて板全体をグリップさせないとエッジが逃げてしまうから尚更ブーツのシェルが硬かった。けれども最近は、トーションが高く、1.6m程度の板でサイドカーブはきつく、エッジは逃げないし、 ロッカーなるものが入っていてさらに小さく曲がり、乗る場所もあまり変える必要が無くなった。板の前後で構造も異なり、左右でもキャンバーとロッカーを別けるような板もある。この板、3日間乗ってみたが楽しかった。だから、ターンの間に大きく乗るポジションを変える必要が無く、土踏まずよりやや踵寄りの、ちょうど体の重心が乗る辺りに自然にポジショニングしていればコントロールが可能になった。流石に延々滑っているとお尻の筋肉が厳しくなるが、以前のように太ももの筋肉、背筋、腹筋をあまり使わなくなった。
グリップコントロール
これまでグリップコントロールと言うと、エッジが逃げないように出来るだけ広く雪面を捕えるようなコントロールだけを考えていたが、コントロールするスキーの中では逆にエッジをどの程度逃がしてやるかをコントロールする。”強いエッジングをしてしまうと、そこでコントロールが終わってしまう。”と説明する人が居て、それは”強いエッジングでもコントロールはするよね。”って意味で間違いじゃないの?と思うが、言いたいことは解る。楽なポジションのまま緩くエッジングしていると、足のクッションが固定されないから、雪面のギャップにたいして物凄く余裕が出来る。逆に強いエッジングをする時には脚のクッションはかなり固定されてしまうために雪面のギャップに体ごと跳ねられてしまう。
スピードコントロール
レースでなければゲート間で出来るだけ加速するように滑ることは無いだろう。また、全体のスピードが上がれば上がるほど、減速にも、ターンにも、加速にも大きな脚力を使う。大きな脚力を使っていると脚の柔軟性はどうしても低くなる。スピードコントロールに大きな脚力を使わなければ、自分の脚力や技量の範囲でスピードをコントロールしていられる。強いエッジングをして一気に加速し過ぎてしまって、自分の脚力や技量を超えてしまうような事も無い。
コントロールするスキー
緩く長くエッジングしているため、コントロールの幅が広がり、強くエッジングしないために大きな脚力も必要ない。大きな脚力を使っていないためにクッション性は高くなり、ギャップでポジションが崩されることも無い。そのため、後傾になって板が突っ走ってしまうような事にもならない。
因みにこのスクール、教える方も教わる方もかなりのハイスピードをコントロールしていて、若干ゲレンデ暴走族的に滑っている。でも、ちゃんと個人の技量の範囲にコントロールされているので、危なくない。

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