« 2018年11月 | トップページ | 2019年2月 »

2018年12月

2018年12月29日 (土)

官僚主義との戦いか?

官僚主義の意味するところは色々あるけれど、その一つ、もしかしたら最大の意味は、事務官が組織を牛耳るべきだ、との考え方だろうか?
これって、太平洋戦争で軍部の独走を政治が止められなかった反省なのかも知れないけど、度を超すと弊害になる。特に末端まで浸透して階層構造を追求しようものなら、効率が悪すぎて仕事にならない。要するに中身を知らない人が決めようとして、間違いを間違いで正そうとする。
例えばある職能集団の集まりと言うのは、事務方の勝手な人事から人事権を取り戻すための手段なんだよね。
特に他職種が総体をなすような組織では、職能集団の中での仕事の出来る出来ないの判断と事務方の持っている人事記録による判断では大きく異なる。一人では頑張れるし仕事も出来るし意欲も高いけど、上に立ってグループを纏めるような資質に欠けるよう人材は、往々にしているけれども、技術職のリーダーと事務職のリーダーでは本来求められる資質が大きく異なる。だから、事務職用に作られた人事記録からでは判断が付かない。そう言う問題を補正するのが目的なのだろうか?それ故、所属長の推薦があって、それを点数化するらしい。どういう風に点数化するのかはトップシークレットだそうだ。そこを明確化できない理由は、人事の匙加減を活かすフィールドを表には出せないからだ。
日本の組織が人事に袖の下を渡せばと言う事は無いだろうが、下世話な会社ではあるかも知れないね、自分たちの権限を挿む余地を残そうとする意識がそうさせるんだろう。それは、正しく事務官が組織を牛耳るべきだとの根本思想を反映したものだ。
現場のマネージャに取って一番の優先事項は、配下の職員の給料を取ってくることだと思う。それには執行役達を納得させるための業績が必要な訳だが、それと同時に職場環境を良くする必要もある。役職を上げる行為は、皆の納得が行くような物であるならば良い雰囲気になるし、納得がいかなければ悪い雰囲気になる。厄介なのは、それがある種の人気投票のようなものであり、業績とはあまり相関しない事だ。人気の無い奴は、一人では仕事が出来るが複数の人間を纏めないと出来ない仕事には向かない傾向がある。そう言う人材は、事務職では駄目だが、技術職ではOKなのだ。一人での仕事は出来るから人事記録は良くなるが、役職を上げたら仕事が出来ない事が予想される。そう言う微妙な判断は、人事記録には書けないし、それ故、人事記録しか見ない人事係には判断できない。だからそう言う事は現場に任せろと言う話になる。
この意見の対立が現場のマネージャーと人事がぶつかる原因になる。
現在の日本における官僚主義の傾向は、Office of Strategic Servicesの作ったSimple Sabotage Field Manual通りだと思える。結果は、先進国中最下位に近い労働生産性と言う事になる。一つの文化のように根づいてしまったこの官僚主義の打開は、労働人口の減少が危惧され労働生産性の向上が望まれる日本に置いて、どうしても手を付けなければいけない問題であると思う。

| | トラックバック (0)

2018年12月22日 (土)

少数意見は少数意見でしかない

少数意見は少数の人の意見でそれ以上のものではない。
ネットワークやSNSが個人の意見を発信しやすくしたのか?アメリカナイズされた訴訟社会が個人の意見を新聞ネタにするようにしたのか?権力を私欲に使う人が増えたのか?多くの人達の利害とはかけ離れた意見が幅を効かせて、騒いだ者勝ちのような社会になって来たように思う。
クレーマーの横行と言っても良いかも知れない。
世の中には解っていてもなかなか改善出来ない事や一見悪そうでも全体的に見れば正しい措置と言う事が往々にしてある。クレーマーの言う事はなかなか実現し辛い場合や全体的には正しく無い場合が多い。
昔は、相手の状況を鑑みて文句を付けないとか、自分だけの問題らしいと判断して我慢するとか、そんな気遣いがあったと思うけれども、最近そう言った事を感じない。
僕には、仮にお金を払うものであれ、サービスを受けたら感謝するような躾がされているけれども、過剰なサービスを要求する人が目に付く。契約に基づく権利は、義務を果たさないと主張出来ないんだよ。例えば過剰なサービスには高額な対価が必要だが、それは払いたくないらしい。何だか成金チックで恥ずかしい。世の中の仕組みを理解しないまま小金持ちになり、自意識過剰なままサービスを受けようとして騒いでいるように見える。でも、そんな騒ぐ人は目立つけど少数でしかない。
取り上げるから悪いのだ。タクシーの乗車拒否も文句を言われちゃうから微妙だけど、契約が成り立たない人には、サービスを提供しなくても良いだろう?どうせ少数なんだ。話が完全に脱線している。
行政は特定の個人の利益には動けない、って言うか動いちゃいけない。窓口で大騒ぎされるのは迷惑なので対応しなければならないのだろうが、警備員を使ってつまみ出したらまたぞろメデイアが大騒ぎする。殆ど場合窓口で大騒ぎするのは威力業務妨害なので、警察の出番だけど、暴力団構成員でも無いクレーマーに警察を呼んだら、これもまたメデイアが大騒ぎする。

| | トラックバック (0)

2018年12月15日 (土)

終身雇用制の良いところ

President Onlineに「ブラック企業が悪用"みなし残業"の実例集http://president.jp/articles/-/25012」と言う記事があって、最近問題視されている事案に固定残業代制(みなし残業代制)と呼ばれるものがあるらしい。月々決められた時間の残業に対し固定額を払う制度らしい。例えば1月30時間の残業に3万円(ずいぶん少ないけど)を固定で払い、30時間未満でも払う、超えた分は別途残業代を払うなら合法だけど、超えた分を一切払わない会社が沢山あるらしい。
考えてみれば夜勤のある会社で、月に5回以上夜勤をしたら夜勤手当を5万円払うと言うのも、これに近いよね?
月4回だと手当てが付かず、5回以上でも5万円のまま、本来なら夜勤1回に対して1万円で、2回なら2万円、7回なら7万円払うべきだ。それは働いた分だけ給料が増えると言う公平感にも繋がって職場満足度なんかにも影響してくる。例えば5年目位の職員がこんな事を理由に辞めて行ったら、教育費の無駄は企業にとって大きな損失になる。
バブル崩壊後、非正規雇用の蔓延、終身雇用制の崩壊など、日本の平均所得は減ってきている。転職が自身のスキルアップに繋がり、スキルアップに従って給料が増えて行くのなら良いけれども、日本では逆に給料が下がる傾向が強い。きちっとスキルを積み上げない仕事の仕方にも問題があって、仕事を成功に導くプロセスを積み上げていないのだろうと思う。
これを逆方向から見ると、終身雇用制だったから平均所得が維持され、バブル崩壊後の消費を下支えしていたとも考えられる。
現在金融市場は好況かも知れないが、所得の分配が崩れ、消費は落ち込んで来ている。
終身雇用制の良いところは、人生設計を立てやすいことだろうか?定年まで徐々にではあるが給料が増えて行き、仕事も安定する。転職等に時間や費用を使わないから、仕事に熱中しても良し、余暇に使うも良し、なんだかんだと言ってそれなりに余裕があって、そんなに悪い人生じゃ無かったなんて言いながら満足して死んで行けた。
29年度の国家税収がバブルの頃を超えたらしいが、我々庶民には全く実感が無い。企業の内部留保が増えただけで給料に反映されないとか、リーマンショックのようなリセッションが怖くて経営者が怖気づいて業務拡大に向かえないとか、企業収益は株主には回っても職員には回らないとか、貯金をしても金利が殆どゼロで不労所得がちっとも増えないとか、何だか先々が不安だからお金が使えず、お金を使わないからちっとも物が売れず、安くしないと売れないから物価は上がらず、経済が低気圧のように高いところにお金を巻き上げているような格好になってしまっている。
さて、どこから手を付ければ経済は高気圧のようにお金を下に吹き出すようになるだろうか?
北欧が参考になるかも知れない。税金は25%と馬鹿高いが、大学まで教育費は無料だとか、老後の心配が無いからみんな貯金せずに使うので経済は良いように回っている。高等教育が進んでいるので生産性も高い。週の労働時間も25時間程度。素晴らしいよね。
日本では課題が山積みだし、社会の闇が議員にお金儲けの材料を与えるのだから世襲の議員からそんなパワフルな政治家の出現は望めない。
まあ、やっぱり終身雇用制とまでは行かなくても、最低賃金の増加と非正規雇用の排除、残業代等の企業の搾取の防止、辺りから取り組むんでしょうかねえ・・・
ああ、国民の生産性向上のために、大学までとは行かなくても高校の義務教育化は必須ですね。もう一つ国民の教育レベル向上のためにスマホゲームも排除するべきだと思いますよ。テレビのCMがゲームのCMだらけなんて国は日本だけだろう?

| | トラックバック (0)

2018年12月 8日 (土)

待っていられない

最近、職場内では働き方改革とかの話題で持ちきりである。また、時間外勤務にちゃんと手当を付けなければならない、残った分の手当てを請求するのは当然の権利だ、なんてことまで言い始める連中が現れてきた。
これには、二つの相反する意見がある。
「仕事の段取りが上手くて、時間内に終わっているけど、やっている仕事の量は平均を遙かに超え、精度の高い仕事をしている人達」と「仕事の段取りも悪く、世間話に興じる時間が長く、ダラダラと残っているけど、やっている仕事の量は平均を遙かに下回り、仕事の精度も低い人達」、後はそのどちらでも無い人達である。
時間内に仕事を終わらせられる人たちは、仕事の時間配分が上手く期間内、時間内に確実に終わらせられるように工夫しているし、常に忙しそうにしているけど、時間内、期間内にきちんと仕事を上げてくる。内容も素晴らしい。この人達からの意見は、”仕事が出来ない奴ばかりが残って残業代を貰っているのはけしからん!”です。
二つ目の人達の意見は、”時間内に終わらないような仕事を押し付けられているんだから残業代は大目に貰ってもいいくらいだ!”です。
三つ目の人達は、先の二つの人達のどちらに扇動者が居るかに左右されます。概ね二つ目の人達の中に扇動者は居ます。
まあ、困った傾向だけど、二番目の人達を僕は待っていられない。

| | トラックバック (0)

2018年12月 1日 (土)

自己評価が低すぎる?

自分を評価するのは基本的に他人だけれど、普通自分でもしますよね。それらは概ね同じにならない。概ね他人の評価の方が自分の評価より低いから、色々と問題が起こるのかと思います。
他の人がどんな評価方法を用いているのかは解りませんが、僕自身の評価方法は、このレベルになりたいと言うスキルレベルに対する現状での自分のスキルレベルで評価します。多少漠然としては居ても、この位の事は出来るようになりたいとか思う訳ですが、残念ながら上には上が居ますので、追い求める先は果ても無く、自分の評価レベルは常に低い。上には上と言っても、基本的に自分が手を出すものは、それで飯が食えるレベルを目指します。難しいですよね。この精神状況は鬱になり易いそうです。僕はなっていませんけど(笑)。
自分は技術職で、現在マネージャーになってしまって、本業の技術的なところは感が鈍りつつあります。技術職は管理職になって事務職になると言われているように、僕自身にとっても失っていくものを許容しないと問題解決型のマネージャーには成れないようです。技術職であり続けたいともがいても立場がそれを許してくれない。そんな感じです。
マネージャーになってからの自分の業績と言えるようなものがあるのか解りませんが、明確にこれと言えるものが思いつかない。と言う事は、自分の評価は当然低いのですが、職場の中での立ち位置はどんどん上がって来てしまっています。自慢している訳では無く、当惑しています。
マネージャーとして身に付けなければいけなさそうな事項を、僕自身はちっとも身に着けていないように思えます。だから、期待されてもねえ。努力は約束できますが、結果は約束できません、と答えるしかない。
最初は逆パターンを書こうと思ったのですが、逆パターンを例として挙げると人の事を悪く言ってしまう事になりかねないので、自己評価が低い方、誰かの悪口では無く自分の困った話を上げました。自己評価が高い人に出くわすと、違和感に愕然とすることが最近増えました。

| | トラックバック (0)

« 2018年11月 | トップページ | 2019年2月 »